882円
図書館の死体 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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図書館の死体 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
882円
ジョーダン・ポティートは大都会での生活を捨て、生まれ故郷のテキサス州ミラボーで図書館館長を務めている。だが、のんびりした田園生活の夢は無惨にも打ち砕かれた。蔵書の検閲をめぐり、この町きってのお固いクリスチャン、ミス・ベータ・ハーチャーと激しく口論してしまったのだ。しかもその翌日、こともあろうに図書館内で彼女の死体を発見したジョーダンは、最重要容疑者となってしまう。警察は、彼女の死体から、聖書の一節が書かれた不可解なメモを発見する。まるでベータ・ハーチャーは、この町全体を死に至らしめようと計画していたかのようだった…。
480円
きれぎれ (文春文庫)
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きれぎれ (文春文庫)
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「―― 大きい俺や小さい俺、青空に円形に展開、みな、くわっとした格好で中空に軽くわなないている ――」。親のすねをかじりながら無為の日々を送っていた「俺」はかつて、ともに芸術家を志し、その才能を軽視していた友人が画家として成功したことを知る。しかも、美貌と評判高い彼の妻は、「俺」が見合いをして断った女だという。よじれて歪んだ心が生むイメージが暴走した果てに「俺」が見たものは…。 著者は、パンク歌手であり詩人であり俳優であるという異色作家。『夫婦茶碗』 『へらへらぼっちゃん』など、独特のビート感あふれる作品を意欲的に発表し、個性派作家として注目を浴びている。若い世代を中心に「ストリート系」、「J文学」などともてはやされる一方で、ナンセンスなストーリー展開やメッセージ性の希薄さなどから「キワモノ」であるという冷ややかな評価も受けていた。ところが、一見、一貫性を欠いているようにも思われる言葉の連射の間隙に、透明感を与えることに成功した本作で芥川賞を受賞したことで評価は一変し、純文学の新たな地平を開く作家としての栄誉を得た。好悪の分かれる作家ではあるが、繰り出される言葉のリズムに身をまかせて一種のカタルシスを得ることができるか、違和感を抱くか、それは作品に触れて確かめてほしい。(梅村千恵)
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